2009年09月20日

究極の 音“楽”家 鈴木昭男さん

いつの間にか2ヶ月も更新をさぼっていました。
久しぶりに気が向いたのと、どうしても日記として書き留めておきたく。

今日から始まった益子町のイベント「土祭(ひじさい)」のオープニングアクトを飾った鈴木昭男さんのサウンドパフォーマンスをスターネットZONEに聴きにいく。

鈴木さんの事は友人のKINTAさんから話を聞いていていつか生の音を聴きたいと思っていたのが、こんなに身近で体感できるなんて夢にも思っていなかったので無い時間を無理やり作った。

期待通り、いや想像していた以上のパフォーマンス。
上手く表現できないけれど、何でも楽器に変えてしまう魔術師。
どこにでもあるような小石を両手に持ち、カチカチと打ち鳴らす。
ただそれだけの事なのだが、えも言われぬ波長が体に響いてくる。

しかし奇をてらったパフォーマンスではなく、鈴木さんの体全体が耳になり石からかもし出される音の変化が心地よい。
言ってみれば音の彫刻を作り上げるような作業と言っても良いかも知れない。

自作の土笛(コロちゃんチビちゃんの命名が氏のユーモアのセンス)や既成の太鼓(ジャンベ?)、ウイスキーの瓶をバチで叩く、オリジナルのエコー楽器(大きな空き缶2つと長いスプリングで作った糸電話状のオブジェ、これが素晴らしく摩訶不思議な音が出る)、KINTAさん自作の鉄楽器、水で濡らしたスポンジをガラス板にキュッキュと擦り付けて演奏する楽器(もうすでに説明不可能)。

これらを自在に操って演奏するのだが、でも現代音楽のような刺々しさは無い。
デジタル音源が当たり前になりつつある今でも文明的な進化を拒絶しながら、でも色あせない音風景。

とてもクリアーな音。
音と戯れる鈴木さんの姿は、「究極の音“楽”家」という表現が相応しいと思った。

無秩序に並んだかのような音のかけらの隙間に、鼓動に限りなく近い4ビートを見つけた時、なんだか嬉しくなった。
posted by 古川潤 at 01:31| Comment(0) | 日々是口実 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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